新蒸気表補遺
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概要
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著者が先に發表した蒸気表に於ける臨界点附近の数値を次の如き方法で補つた。飽和蒸気の温度と圧力との關係は前に發表した式を其儘利用し臨界点に至るまでの値を求めた。飽和及び過熱蒸気の比體積、エンタルピ及びエントロピは原式に適當な補正項を附加し之を用ひて計算した。飽和水の比體積は350℃以上に對し新しく實験式を作り之によつて計算し蒸發の潜熱はClapeyron式を用ひて求めた。蒸發によるエントロピの増加、飽和水のエンタルピ、エントロピ其他は總て既知の基礎關係によつて計算した。尚之等の計算の結果原蒸気表の増補竝に一部の数値の変更表を添附した。
著者
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