楕圓形の斷面を有する風洞の干渉に就て
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概要
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楕圓形の斷面を有する風洞の壁が模型翼の空気力學的性質に及ぼす干渉の係數を固定壁自由壁の兩場合に就て求めた。其方法としては近似解法及嚴密解法を併用して實用上殆ど一致せる結果を得た。固定壁の時ほGlauertが矩形の壁に就て下した結論に對應して斷面楕圓の短長径の比が1 : √<2>のものが干渉最小となる。但しこれは翼長が風洞の幅に比較して小さい時に限り、大きくなればもつと扁たい楕圓が適當である。自由壁の時は圓形斷面の風洞が最小の干渉を與へる。
- 一般社団法人日本機械学会の論文