高温高壓水蒸汽の加温と加壓のランキン・サイクル熱効率に及ぼす影響
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概要
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著者は最も新しき蒸汽表"Neue Tabbellen und Diagramme fur Wasserdampf"von Prof.Dr.R.Mollierにより、高壓高温水蒸汽を使用する汽力室のランキン・サイクル熱効率を計算し、汽力室の経済的方面より、水蒸汽原動機に送らる可き蒸汽の初壓及び初温の決定に對する基礎的概念を得んとした。遂に計算の結果により、初壓及び初温がランキン・サイクル熱効率に及ぼす影響を数学的一つの式を以て與へ、この式によりて計算せば蒸汽表を持たずして、この熱効率を可なり正確なる價を以つて計算し得可きである事を知った。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1930-06-18