固体による蒸発気の收着及びその機械工業的應用
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概要
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Erich Siebelが炭素含有量の異る数種の鋼について引張、曲げ、捩り及び円管の外圧試驗を行つて、その降伏状態を研究した。筆者はその実驗結果によつて、筆者自身の塑性理論が如何なる程度までの正確さを有するかを確めてみたいと思ふ。その方法は氏の実驗による引張降伏内力のみを用ひて、曲げ、捩り及び円管の外圧試驗における降伏点を計算し、その計算値と発表された実驗値とを比較しようとするのである。但し、著者の計算には常数φ(休止角)の値が必要であるが、これは氏の論文中には掲載されてゐないから、このφのみは著者の実驗値を用ひる事にする。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1936-07-01