シールド工事用セグメント自動組立ロボットの開発
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概要
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都市トンネルの施工法であるシールド工法は,地山を掘進しながら,複数個に分割されたセグメントをリング状に組立て,強固なトンネル内壁を構築していく工法である.セグメント組立作業は,狭あいな場所でシールド掘進機テール部に組みこまれたエレクタを寸動操作し,4〜5名の作業員がセグメントを位置決めしながら手作業でボルトを締めていく危険な作業である.これまで,安全性の向上・工期短縮の観点から,自動化に対する強い要望が出されていたにもかかわらず,技術的に困難なために実現されず,シールド工法の合理化が進む中で,相変わらず大部分の作業は人手にゆだねられていた.本開発はセグメント供給から組立までの一連の作業の自動化を図ったものである.昭和57年に開発に着手し,外径3.55mのRCセグメントを対象とする開発機を製作し,その組立性能を実証した.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1986-05-05
著者
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原田 光男
東京電力(株)富津火力建設所
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貝沼 憲男
東京電力(株) 電力技術研究所土木グループ
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貝沼 憲男
東京電力(株)技術開発本部技術研究所
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貝沼 憲男
東京電力(株) 建設部
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原田 光男
東京電力(株)技術開発本部技術研究所
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勝田 進
石川島播磨重工業(株)技術本部製品開発センター
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大塚 隆三郎
石川島播磨重工業(株)鉄構事業部
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柳 嘉雄
石川島播磨重工業(株)技術本部製品開発センター
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