気管支喘息小児における気道過敏性の季節および成長による変化
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概要
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喘息発作の季節集積性および成長にともなう自然治癒傾向と気道過敏性の関連をみるため, 重症・中等症喘息児48例についてヒスタミン吸入により閾値の変動を調べた.好発季節の秋は他の3季節より5分の1ないし 6.8分の1の少ない吸入量で発作を誘発できる.通年型喘息児では季節差が少なく, 季節型では差が著明であった.秋の発作集積は, 存在する気道過敏性がこのようにさらに亢進するためにおこる.しかし秋の気象因子が気道過敏性の亢進をもたらす機構は不明である.成長につれて気道過敏性は改善される成績が得られ, 易発作性の軽減が推定された.しかしすべての例が依然病的域に止っていた.また入院生活で1年ないし2年の軽快期間ののちも, 気道過敏性の改善が認められないものが20%ないし32%の症例にみられた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1977-02-28
著者
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