食餌アレルギーの研究 : 第4報 乳児アレルギー性下痢症における牛乳アレルゲンとそのBDB抗体価との関係
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概要
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1) 乳児下痢症を食餌アレルギー特に牛乳アレルギーの立場より検討し, 疑わしいアレルゲンの除去, 再投与による誘発試験を行って, 臨床的にアレルゲンを確定した.2) 更に血清中の食餌抗体をBDB赤血球凝集反応によって測定し, 臨床的に確定したアレルゲンにおいて高い抗体価を示すことを認めた.3) このBDB抗体価は, アレルゲン除去によって下降し, 再投与すると急激に上昇し, アレルゲン摂取と深い関係を示した.4) 下痢症の他に種々のアレルギー症状を合併している例が多かった.それらの随伴症状も, 下痢症のアレルゲンを除去することにより軽減し, 誘発試験に際して下痢とともに再燃してくるのが認められた.
- 1966-11-30
著者
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