Leukotriene E_4に対するヒト好酸球の遊走活性

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概要

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ヒト好酸球がleukotriene (LT) E_4に対して遊走活性を示すか否かについて検討した。6名の健常者末梢血よりCD_<16> negative selection法により好酸球を分離し, Boyden chamber法によりplatelet activating factor (PAF, 10^<-6>M) 及びLTE_4 (10^<-7> M, 10^<-6> M, 10^<-5> M) に対する遊走活性を測定した。好酸球はPAFに対して明らかな遊走活性を示したが (p<0.01), LTE_4に対しても10^<-7>M (p<0.05) 及び10^<-6>M (p<0.01) において有意な遊走活性が認められた。LTE_4に対する好酸球の遊走活性は10^<-6>Mにおいて最も強かった。以上より, ヒト好酸球はLTE_4に対して遊走活性を有することが示された。
日本アレルギー学会の論文
1997-07-30

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