Radiation Chimera及びImmunological acquired Toleranceを応用せる同種移植に関する実験的研究
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概要
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著者は, 骨髄細胞及び新生児脾細胞移植によるRadiation chimeraにつき検討し, 同時にRadiation chimera及びImmunological acquired toleranceを応用組合せ, 同種皮膚移植実験を行った.同種骨髄移植に於ては, 異系骨髄移植群にSecondary diseaseにて死亡するものが多い.一方, 同種新生児脾細胞移植群では, Seoondary diseaseの発現を見ず, 放射線障害回復も速かで, 生存率は高く, Immunologica1 tolerance応用の有効性を認めた.同種皮膚移植実験に於て, 以上のRadiation chimera, 並びに, これとImmunological acquired tolerance応用のものでは, 著明な皮膚生着延長を認め, 同種皮膚移植に関しRadiation chimera及びImmunological to1eranceの応用が最も有効であることを立証した.
- 社団法人日本アレルギー学会の論文
著者
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