ADCC (Antibody Dependent Cellular Cytotoxicity)の基礎的研究(第1編) : ADCC 測定法の改良と発現条件の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ラットMC肉腫培養細胞を標的細胞に用い, その異種および同種抗血清でADCCの条件, 動態につき検討した.cytotoxic assayはTakasugiの方法を応用し改良した.ADCC活性はヒト末梢血細胞をeffectorとすると高く, 補体結合性の細胞障害性よりも100倍以上高かった.effectorをモルモット末梢血細胞にすると活性は低かった.この方法でCDA(cell dependent antibody)の特異性を異種抗血清をもちい, 標的細胞を種々かえて検討したところ, この血清のADCC活性には明らかな特異性が認められた.同一個体につきリンパ系臓器のADCC活性をみると, 脾細胞と末梢血細胞に高かった.またADCC発現は抗血清の濃度および, incubation time, さらにeffector doseに依存し, さらに抗体の結合は標的細胞におこりこれにeffectorが働くことが示された, またeffectorにはFcリセプターが必要とされた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1977-11-30
著者
-
佐藤 昇志
札幌医科大学第一病理
-
佐藤 昇志
札幌医科大学 医学部病理学第一講座
-
石井 良文
札幌医科大学第一病理学教室
-
藤 堅太郎
札幌医科大学第一病理学教室
-
石井 良文
札幌医科大学病理学第1講座
関連論文
- 膵癌肝転移機構における osteopontin 発現の関連性(第105回日本外科学会定期学術集会)
- SF-106-2 DNA chipを用いた胃癌リンパ節転移関連遺伝子の同定の試み
- DNA chipを用いた消化器癌肝転移および腹膜播種関連遺伝子抽出の試み
- 同一の親株より樹立した高肝転移および高腹膜播種株を用いた膵癌転移機構の解析
- DNA chipによる膵癌肝転移および腹膜播種関連遺伝子スクリーニング
- 胃癌の各転移形式の相違に関わる細胞生物学的因子の解析およびDNA chipを用いた遺伝子発現スクリーニング
- cDNAマクロアレイを用いた膵癌転移関連遺伝子発現の解析
- PP212060 DNAマクロアレイを用いた膵癌肝転移および腹膜播種関連遺伝子発現の解析
- 5. Survivinを標的分子とした非小細胞肺癌に対する免疫療法の第一相試験(第29回日本肺癌学会北海道支部会)(支部活動)
- Survivin を標的分子とした非小細胞肺癌に対する免疫療法の第一相試験
- PP849 膵癌細胞株を用いた転移機序に関する検討
- PP444 血行性転移と腹膜播種の機序は異なるのか? : 胃癌細胞株における検討
- P-2-384 IFNα併用サバイビン2Bペプチドワクチン療法 : 著効を示したStageIVB膵癌の症例経験(胆・膵 研究,一般演題(ポスター),第63回日本消化器外科学会総会)
- WS-9-8 サバイビン2Bペプチドによるペプチドワクチン療法 : 第一相臨床研究における現状(ワークショップ9 消化器外科領域のtranslational researchの抱える問題点とその将来展望,第63回日本消化器外科学会総会)
- DP-095-7 HLA Class I発現度別にみたStage 2大腸癌の検討(第108回日本外科学会定期学術集会)
- P-2-409 免疫監視機構からのエスケープによる予後規定因子 : HLAクラス1発現について(膵 分子生物学,一般演題(ポスター),第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 網膜芽細胞腫蛋白質における73kDa熱ショック蛋白質会合部位の同定と分子会合の機能的意義の解析
- PPH法により巨大な直腸粘膜下血腫を形成した1例
- 癌細胞における抗アポトーシス分子TUCAN-54の役割
- 悪性腫瘍における新規caspase-associated recruitment domain (CARD)ファミリー蛋白TUCAN-54の発現とその機能について
- HLA-A^*2601拘束性細胞傷害性T細胞クローンに認識される共通膵癌抗原の解析
- 廃用性萎縮骨格筋におけるストレス蛋白質発現の解析
- P01-03 膵癌の血行性転移と腹膜播種機構の細胞生物学的相違の解析と転移制御に向けたアプローチ
- SF3c-2 ヒト膵癌細胞株の血行性転移と腹膜播種の相違に関わる遺伝子発現解析および細胞生物学的相違の検討
- 1677 マウスDSS腸炎モデルにおける含硫脂質β-SQAG9の炎症軽減効果の検討(小腸大腸その他,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- β-SQAG9による好中球血管外遊走抑制および肝虚血再灌流障害軽減効果
- β-SQAG9, sulfo-glycolipid possesses a binding activity to L-selectin, and prevents neutrophil infiltration in a rat hepatic ischemia reperfusion injury model
- β-SQAG9による小腸虚血再灌流障害軽減効果の検討(小腸・大腸・肛門17, 第60回日本消化器外科学会総会)
- 情報ネットワークによる地域医療サポート
- 原発性肺癌患者におけるClara cell 10kilodalton protein(CC10)遺伝子多型についての検討
- OP-1-149 細胞傷害性T細胞クローンに認識される膵癌抗原の解析
- PP893 ヒト膵癌細胞株PUNに対する細胞傷害性T細胞の解析
- 0334 MHC class 1の発現異常は,癌悪性度の指標となりうるか(大腸癌基礎2,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- サバイビン2Bペプチドによるペプチドワクチン療法確立に向けての phaseI clinical study(免疫系1, 第60回日本消化器外科学会総会)
- PPB-1-001 サバイビン2Bペプチド単独による癌ワクチン療法にてNCをえた再発乳癌の一例(免疫1)
- WS-6-08 サバイビン2Bペプチドによる癌ワクチン療法・臨床試験(ワークショップ6 : 消化器癌に対する免疫療法の最前線)
- SF-096-4 HLA-A24拘束性サバイビン2Bペプチド癌ワクチン療法 : 第一相臨床試験
- Perforative Peritonitis by the Infection with Young Adult Female of Bolbosoma sp.: A Case Report
- Femal Worm Hysterothylacium aduncum Excreted from Human : A Case Report
- メラノーマ治療における新規標的療法の開発 : メラノジェネシス標的ナノ微粒子・チロシン(フェノール)誘導体によるメラノーマ化学・温熱・免疫療法
- O-1-296 HLAクラス1は新たなる癌予後規定因子となりうるか?(膵 悪性,一般演題(口演),第63回日本消化器外科学会総会)
- OP-1-005 HLA-A24提示腫瘍特異的survivinペプチドを用いた免疫療法の可能性(免疫)
- 膀胱癌におけるIAP family 分子 survivin の発現と抗原性の解析(第93回日本泌尿器科学会総会)
- 尿円柱の永久標本作製法
- PP2-005 腎細胞癌におけるIAP family分子Livinの発現と抗原性の解析(一般演題(ポスター))
- RS-3-4 サバイビン2Bペプチドワクチン療法,確立化にむけて(要望演題3 消化器癌ワクチンの臨床応用,第64回日本消化器外科学会総会)
- PP-074 TPBGを標的とした前立腺癌に対する抗腫瘍効果の可能性に関する研究(前立腺/基礎1,一般演題ポスター,第97回日本泌尿器科学会総会)
- Survivin2B ペプチドワクチン臨床試験 : From Bed to Bench
- SYT-SSX合成ペプチドによる滑膜肉腫障害性T細胞の誘導
- 活性化Tリンパ球のAICD (Activation-Induced Cell Death) 抑制による抗腫瘍免疫の増強
- 1.モノクローナル抗体の細胞診への応用の可能性 : リンパ系細胞を中心として(細胞診における技術的アプローチの展望, シンポジウムII, 第24回日本臨床細胞学会総会)
- 牛個体識別を目的としたマイクロチップ電気泳動による Short Tandem Repeat (STR) 多型の検出
- マイクロチップ電気泳動によるSTR多型の検出-牛個体識別への応用
- PP-546 腎細胞癌におけるPHD3の増殖抑制効果(発表・討論,一般演題ポスター,第98回日本泌尿器科学総会)
- OP-374 HIF prolyl hydroxylase 3(HIFPH3)を標的とした腎細胞癌に対する新規癌免疫療法開発に向けた基礎的研究(腎腫瘍/基礎,一般演題口演,第96回日本泌尿器科学会総会)
- APP-048 α-Methylacyl-Coenzyme A racemase(AMACR)を標的とした前立腺癌に対する新規癌免疫療法開発に向けた基礎的研究(前立腺癌/基礎,総会賞応募ポスター,第96回日本泌尿器科学会総会)
- PP-115 尿路上皮癌における survivin2Bペプチドワクチン療法第一相臨床試験(第95回日本泌尿器科学会総会)
- WS4-2 新規単クローン抗体による泌尿器科癌における HLA class I down-regulation 解析と臨床所見(新規腫瘍マーカーの臨床応用, 第95回日本泌尿器科学会総会)
- OP-237 新規癌精巣抗原DNAJB8の癌幹細胞優位な発現と癌免疫治療への応用(腎腫瘍/基礎1,一般演題口演,第98回日本泌尿器科学会総会)
- 敗血症と熱ショック蛋白質
- ヒトがんのペプチド免疫療法
- 新しい癌免疫療法の確立にむけたアプローチ : 癌抗原の同定と免疫エスケープの制御
- ヒト癌免疫の分子基盤と癌免疫療法、癌ワクチン
- I-2 NK 活性を介した抗腫瘍効果
- 90kDa熱ショック蛋白質の骨肉腫細胞における増殖制御 : 温熱療法のメカニズム解明に向けて
- SYT-SSX合成ペプチドによる滑膜肉腫障害性T細胞の誘導
- ヒト消化器癌肝転移株の生物学的特性(転移(接着分子))
- I-346 ヒト胃癌および膵癌に対する血管新生阻害剤の肝転移抑制効果(第50回日本消化器外科学会総会)
- 癌拒絶, 抗原提示機構とHSP
- 電撃傷における横紋筋と末梢神経の病理組織学的解祈
- ヒトより脱皮中生存して排出されたPseudoterranova decipiens(Krabbe 1878) Gibson 1983 雌幼若成虫の寄生虫学的意義について
- ヒト癌免疫, 癌ペプチドワクチン開発と熱ショックタンパク質のかかわり : 癌免疫療法の具現化に向けて
- 感染症と粘膜免疫:将来への展望
- 感染症と粘膜免疫 : 将来への展望
- 腫瘍抗原ペプチドF4.2の癌免疫療法における応用
- S2-2 胃癌の転移、浸潤のメカニズム(第50回日本消化器外科学会総会)
- SL-2 ヒト癌の免疫制御(第63回日本消化器外科学会総会)
- パピローマウイルスを含めたヒト癌の免疫
- ヒトがん免疫制御の分子病理学的基盤
- 432 キノコ胞子による気道アレルギー疾患における責任抗原の検討(アスピリン不耐症/職業アレルギー,一般演題(口演),第56回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 455 キノコ胞子による気道アレルギー疾患における責任抗原の検討
- 218.乳癌の穿刺吸引塗抹細胞における酵素抗体法染色によるestrogen receptor(ER)の検討(第28群 免疫細胞化学, 示説, 第22回日本臨床細胞学会秋期大会)
- S4-9 腫瘍免疫の分子機構と固形癌治療への応用に関する展望(第47回日本消化器外科学会総会)
- ヒト上皮性悪性腫瘍細胞株を認識する Autologous CTL についての解析
- ヒトがん免疫治療の現在と未来
- T細胞の認識する癌抗原同定と癌免疫治療
- ポストゲノム時代における臨床医学への展開 1.微細組織の遺伝子研究
- キノコ胞子による気道アレルギー疾患における責任抗原の検索
- W4-9 ヒト自家胃癌 (HST-2) 特異的キラー T 細胞が認識する癌拒絶抗原の解析(第46回日本消化器外科学会)
- 395 ヒト自家胃癌 (HST-2) 特異的キラー T 細胞が認識する癌拒絶抗原の解析(第45回日本消化器外科学会総会)
- サバイビン2Bペプチドワクチン療法開始におけるサバイビン発現と臨床病理学的検討
- II-358 消化器癌に対する血管新生阻害剤の効果(第49回日本消化器外科学会総会)
- 膀胱癌BCG免疫療法患者におけるBCG65kDa蛋白抗原に対する免疫応答 : 本抗原遺伝子を用いた解析と単クローン抗体の開発
- I-107 ヒト消化器癌細胞株の肝転移能力獲得に伴う接着分子発現の変化(第49回日本消化器外科学会総会)
- クララ細胞10kDa蛋白質
- ヒト癌免疫の分子基盤と癌免疫療法、癌ワクチン
- 272 ヒト胃癌および膵癌転移株の樹立とその生物学的特性(第50回日本消化器外科学会総会)
- 新規の腫瘍マーカーMOS-1抗原の膵臓癌に対する特異性と臨床診断での有用性の検討
- 電気メスの影響と思われる口腔内横紋筋の電撃傷類似の病理学的変化について
- ストレス蛋白質を介した癌細胞増殖制御 解明進む細胞増殖抑制の機構.温熱療法に理論的根拠