N-Benzenesulfonyl-β-Alanine Hydrazide(KH-125)に関する研究 : 第5報 ラットのアジュバント関節炎に対するステロイド代替治療効果およびステロイド併用効果
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概要
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ヒト慢性関節リウマチの病像モデルとしてラットのアジュバント関節炎を用い, KH-125のステロイド代替治療および併用効果を検討した.1) ステロイド(dexamethasone)の離脱を行ったラットでは反跳(rebound)がみられ, 急速に関節炎が惹起されたが, KH-125で代替治療を行ったラットでは, 反跳はほとんど出現しなかった.2) KH-125とステロイドを併用投与することにより, アジュバント関節炎の発症は抑制された.KH-125の100mg/kgとステロイドの0.02mg/kgは, ステロイドの0.06mg/kg単独群の抑制効果と同等であった.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1976-10-30
著者
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児島 英介
杏林製薬株式会社杏林化学研究所
-
神田 和実
杏林製薬株式会社杏林化学研究所
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笠井 正博
杏林製薬株式会社杏林化学研究所
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篠田 泰誉
杏林製薬株式会社杏林化学研究所
-
入倉 勉
杏林製薬株式会社杏林化学研究所
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入倉 勉
杏林製薬株式会社 中央研究所
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