小児気管支喘息およびアレルギー性気管支炎における肺機能 : 第1編.正常値予測式と健康小児の肺換気機能
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概要
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アレルギー性気管支炎(喘息前段階, ア気と略)の病態解明のため, 換気および気道のメサコリン反応性を検討した.第1編で, 正常値予測式を体表面積を基にして算出した.対象は5〜15才の健康小児計76名(男女各38名)で, 9lベネジクト型呼吸計を用い, 肺活量, 吸気予備量, 深吸気量, 呼気予備量, 1秒量, 1秒率, 分時最大換気量につき求めた.第2編でア気, 喘息児, 健康児に2.5%のメサコリン吸入を1ないし4回行い, 次の結果を得た.(幼少児にはwrightのpeak flow meterを用いた.) 1) 1秒量減少率(かっこ内はPFM減少率)は健康児は全例19%(10%)以下であり, 喘息児は20%(12.5%)以上で有意差がある.2) 気道反応は, ア気は喘息と正常の中間型が多い.3) ア気の型別では, II型がIII型より反応性が高い.4) ア気は有症状時にも1秒率, %1秒量がほぼ正常であるのに, 喘息では無症状時でも低下を示すものが多く, この点が鑑別になり得ると考えられる.5) アレルギー素因(アレルギー歴および鼻汁, 喀痰好酸球増多症)はア気のメサコリン反応陽性群が陰性群より関係が深い.6) 幼少児でもPFMに依り, 気道反応性が検査可能.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1971-01-30
著者
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