未熟児, 新生児, 乳児における免疫グロブリンと抗菌, 抗毒素抗体産生について : II.未熟児, 新生児, 乳児における百日咳・ジフテリア・破傷風3種混合ワクチン接種時の7S, 19S抗菌, 抗毒素抗体産生について
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概要
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百日咳凝集素抗体並びにジフテリア抗毒素抗体の母児移行と未熟児, 新生児, 乳幼児におけるDTP混合ワクチン接種時の抗体産生と免疫グロブリンの関係を検討した.1)百日咳凝集素価が初回免疫後1週でprotection level以上に達したものは未熟児8例中3例, 新生児2例中1例, 乳幼児4例中3例である, ジフテリア抗毒素価は初回免疫後3週で未熟児8例中4例, 新生児, 乳幼児では全例がprotection level以上に上昇した.破傷風抗毒素価は百日咳, ジフテリアに比し抗体上昇はよい.なおこれらの追加免疫効果は良好である.2)百日咳凝集素及びジフテリア抗毒素抗体の経胎盤移行は7S抗体である.DTP混合ワクチン接種時の未熟児, 新生児の百日咳抗体は初期19Sで, 4〜5週後に7S抗体が出現する.しかしジフテリア, 破傷風抗体は初期7S抗体が優勢で, 19S抗体出現は症例の1/3程度である.なお追加免疫後は7S抗体が上昇する.
- 1970-07-30
著者
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