自動車運転時の眠気の予測手法についての研究 : 第2報, 眠気変動の予測と居眠り警報タイミングの決定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The usefulness of various physiological and other indexes for prediction of changes in driver sleepiness during driving of a car was examined in automobile simulator experiments. Based on the results presented in our first report, a multiple regression model for prediction of the sleepiness independent of individual differences was developed. Using the relative energy (α/β) of an electroen-cephalogram at the posterior-midline (Pz), blink duration, and heart rate as explanatory variables, we obtained a mean multiple correlation coefficient of 0.697. We then developed a practical doze prevention system for drivers. Blinking was selected as the physiological parameter since blinking is measurable without direct contact. The practical prediction indexes of sleepiness were the blink duration and the rate of long blinks. The mean correlation coefficient by the prediction model that adopted the rate of long blinking as an explanatory variable was 0.705, while that obtained using the model with blink duration as an explanatory variable was 0.710. Through use of both of prediction models in combination, subjects' (N=10) sleepiness was predicted before reached a level considerd to be dangerous for in driving of a car. Based on these results, a flow chart of the process from the prediction of sleepiness to the sounding of an alarm for drivers was constructed.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1997-09-25
著者
-
沼田 仲穂
三菱自動車工業(株)技術本部
-
山本 恵一
三菱自動車工業(株)
-
北島 洋樹
(財)労働科学研究所
-
五井 美博
三菱自動車工業(株)
-
沼田 仲穂
三菱自動車工業(株)
-
北島 洋樹
財団法人 労働科学研究所
-
五井 美搏
三菱自動車工業(株)乗用車開発本部研究部
-
北島 洋樹
労働科学研
関連論文
- トラッキング・検出・探索の複合課題における効果的な警告音の特性
- シミュレータ実験による事故前後の運転者の挙動分析と居眠り警報
- 自動車運転時の眠気の予測手法についての研究 : 第2報, 眠気変動の予測と居眠り警報タイミングの決定
- 自動車運転時の眠気の予測手法についての研究 : 第1報, 眠気表情の評定法と眠気変動の予測に有効な指標について
- X形熱線プローブを用いたフライングホットワイヤ法による速度の3方向成分の同時計測 : 第2報,熱線センサの校正方法と渦発生器下流の計測例
- カーナビ音声操作がドライビングシミュレータにおける運転パフォーマンスに与える影響
- プロトコル分析による自動車運転時の判断過程の分析--運転支援装置の有無と運転経験による運転方略・操作の差異
- 自動車運転における心理ストレスと運転操作モデル
- 交通・物流
- 21・1・2 四輪自動車の技術動向(21.1 自動車)
- 2000年春季大会を振り返って
- 21・1・2四輪車の技術動向(21.1自動車)(21.交通・物流)
- 国連GHS勧告の絵表示(ピクトグラム・文字情報)の理解度実験結果報告 (国連GHS勧告(化学品の分類・表示の世界統一システム)の利用方法)
- 化学物質の危険有害性表示の利用方法についてのアンケート調査結果報告 (国連GHS勧告(化学品の分類・表示の世界統一システム)の利用方法)
- 精神的作業負担チェックリストの作成とそれによる眠気とリラックス状態の関係構造の検討
- VDT作業者の健康に及ぼす影響要因の解析
- 高齢・若年作業者の相互支援のための環境と作業組織
- 瞬き閉じ時間を用いた自動車運転時の覚醒度評価手法
- 資料 大型トラックによる夜間長距離走行時の眠気発生に伴う瞬目・眼球運動指標の変化
- 大型トラックの夜間長距離走行における運転者の生理反応および行動 : 眠気予測に向けての相互相関分析
- 高速道路夜間長距離走行におけるトラック運転者の眠気(1)走行状況と眠気予測精度の関係
- 望ましい交通行動の形成・維持・変容
- 自動車と安全
- 高齢職業ドライバーをめぐる問題
- 高齢ドライバーの実態を考慮した新しい教育の方向性 (特集 シニア運転の安全・安心)
- 高年齢VDT作業者の作業実態と疲労自覚症状
- 鉄道乗車券自動券売機の使いやすさを考える (特集 ユニバ-サルなデザインを考える)
- 企業における交通事故予防策の実態とルールの役割--効果的なルールの構築と実行
- 高速道路夜間走行の実態と眠気の予測--夜間運転の安全への取り組み
- 自動車運転時の眠気発生の特徴とその検出手法--居眠り運転の予防にむけて
- わが国の心理学関連学会における「研究倫理」と教育に関するいくつかの事例
- 高年齢労働者をサポートするための環境整備のポイント (特集 元気にいきいきと働く : 高年齢労働者の安全衛生管理)