鋼の限界停留き裂寸法に及ぼす繰返し負荷履歴の影響
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概要
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炭素鋼平滑材の耐久限度レベルの高低を支配する限界停留き裂寸法に及ぼす繰返し負荷履歴の影響を検討した結果, 同停留き裂寸法は, 材料固有の性質によって決まるのみならず, 耐久限度以下での階段状上昇負荷のもとで増加することがわかった. このような繰返し負荷履歴の効果は, 繰返し負荷に伴うき裂先端部での材質強化よりも, 繰返し負荷過程にもたらされるき裂先端の開口の抑制を通じて現われることが認められた.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1985-06-25
著者
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国尾 武
慶応義塾大学理工学部
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山田 邦博
慶応義塾大学工学部
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國尾 武
金沢工大
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國尾 武
関東学院大学工学部
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国尾 武
材料力学教育資料調査分科会:慶応義塾大学
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山田 邦博
慶応大 理工
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金 敏健
慶應義塾大学大学院
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金 敏健
慶応義塾大学大学院
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