鋼の有孔切欠き試片の破断挙動について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
熱処理で硬さを変えた三種の鋼の有孔切欠き試験片の破断挙動をシャルピーおよび静的曲げ試験により観察した.その結果,切欠きの近傍に穴を付すことにより,切欠きじん性は改善され,この改善は,(1)硬い鋼では,応力集中の緩和あるいは穴におけるき裂の進展の停滞により,また(2)軟らかい鋼では,降伏領域の拡大により生ずると推定された.また,中間の硬さの鋼の有孔切欠き試験片において,じん性・ぜい性遷移温度にかなりの低下が認められた.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1982-02-25
著者
関連論文
- 鋳鉄の有孔切欠き試片の静的曲げ破断挙動
- 600℃に焼もどししたSNCM 439 鋼の有孔切欠き試片の繰返し曲げ試験におけるき裂発生
- CF/GF複合材のハイブリッド効果と衝撃特性
- 鋼の有孔切欠き試片の破断挙動の一特性
- 鋼の有孔切欠き試片の破断挙動について
- 滑動節点で支えられたロ-プを含む構造物の解析
- 機構の振動問題に対する伝達マトリクス法の応用-3-正弦波入力における実験
- フック継手の基礎的研究