轉位セービングに就て
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概要
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齒車のセービング仕上法は、精密齒車の多量生産に最も適してゐるものである。セービング仕上法に於て、セービングカッタと齒車とは、ねぢ齒車として噛合つてゐるのであり、實際には種々の中心距離に於てセービング仕上することを考へておかねばならぬから、この時カッタと齒車とは轉位ねぢ齒車として噛合ふことになる。この状態を轉位セービングと名付ける。本論文には轉位セービングに關し、セービングカッタの設計並にセービング仕上段取に必要な計算法を考究し、實用的な計算法を明らかにした。更に轉位セービングにおけるカッタと齒車との噛合状態、同時噛合齒數、セービングカッタの切削作用及び切刃、本仕上法の用途等に就ても述べる。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1945-11-25
著者
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