石炭酸樹脂の偏光彈性的研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現今フェノールフォルムアルデヒド樹脂は偏光彈性實驗用材料として廣く使用せられているが,その性質が不安定なるため十分な精確さを有していない.特に三次元應力測定の一方法である應力凍結法においては應力分布の傾向を知り得る程度で實用には未だしの感がある.本文においてはこの缺陷を除く目的で樹脂の光彈性的性質を基礎的に研究し初應力,匍匐現象,應力凍結現象等のすべての性質が樹脂構造にもとづくある一定の性質を示すことを明らかにした.したがつて三次元應力測定の問題も解決せられるので,今後大いに發展進歩するものと期待する次第である.
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1947-10-30
著者
関連論文
- 三次元應力の結晶光學的解法 : 第3報 單光軸體および双光軸體の例(創立50周年記念號)
- 三次元應力の結晶光學的解法 : 第2報 理論(創立50周年記念號)
- 三次元應力の結晶光學的解法 : 第1報 光彈性實驗における初應力と凍結應力との關係(創立50周年記念號)
- 石炭酸樹脂の偏光彈性的研究