施設高齢者の認知的社会関係と主観的QOLの関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は施設高齢者の認知的社会支援とQOLの関係を検討した。調査施設は関東3県で調査協力が得られた26施設(特別養護老人ホーム15ヵ所, 老人保健施設11ヵ所)とし, さらに調査対象はその施設利用者のうち, 施設職員が厚生省研究班の「痴呆スクリーニング規準」に該当しないと判断した147名とした。主観的QOLは短縮版PGCモラール尺度で測定した。認知的社会支援は, 施設利用者との関係で認められる手段的・情緒的支援を受領と提供の側面から, また受領に関してはネガティブな側面もとりあげ, 計20項目で調査した。基本的属性は性と年齢を調査した。その結果, 施設高論者のモラールの平均点は6.18点(男性6.16点, 女性6.19点)で, 統計学的1こ性差はなかった。またモラールに対し, 情緒的な提供サポート(標準回帰変数0.186)とネガティブなサポート(標準回帰係数-0.350)が関連していた。以上の結果は、社会支援が主観的QOLに影響するといった理論が, 施設利用者間においても成立することを示唆するものである。
- 1999-09-25
著者
関連論文
- 施設高齢者の認知的社会関係と主観的QOLの関係
- プロ・スポーツ選手の握力[2]
- 前十字靭帯損傷患者の歩行時関節角度と関節モーメントに関する研究(運動学)
- エネルギー蓄積型足部と従来型足部における下腿義足歩行の比較
- 重心動揺計を用いた姿勢安定度評価指標の信頼性および妥当性
- 体平衡機能における坐位重心動揺の測定意義と臨床応用
- 大腿義足膝継続手における立脚制御の検討
- 5299 移乗介護と空間条件に関する実験的研究 2 : 移乗介護パターンと所要空間条件
- 5298 移乗介護と空間条件に関する実験的研究1 : 移乗介護パターンと介護負担の検討
- 439. 特別養護老人ホームにおける移乗介助方法と問題点
- 特別養護老人ホームにおける適正な介護寸法に関する研究
- 特別養護老人ホームにおける赤外線ロケーションシステムを利用した移動空間評価
- 後方板ばね支柱付きプラスチック短下肢装具の形状の規格化による発生モーメントの調節
- 608. 高齢者の転倒と下肢反応時間および運動時間の関連性について
- ネコ正中神経切断後の機能回復と大脳皮質運動野の可塑性
- 体平衡機能における坐位重心動揺の測定意義と臨床応用
- 筋力曲線を用いた握力とピンチ力の評価 : 再テスト信頼性の検討
- 動的手指圧測定器の試作
- 握力測定時のウォーミングアップ効果
- 筋力測定時のウォーミングアップ効果
- 動的手指圧測定器の試作
- 温水洗浄便座のリモコンスイッチの「押しやすい」設置位置に関する青年群,中高年群,左片麻痺群の主観評価の比較
- ホーススイングの揺れ刺激に対する姿勢反応の分析
- 温水洗浄便座のリモコンの設置位置に関する調査
- 温水洗浄便座のリモコンスイッチの視認性・操作性に関する調査
- 473 姿勢安定度評価指標と歩行能力の関連性(測定・評価)
- 入浴介護動作のモデル化による身体負担と作業姿勢に関する実験的研究
- 移乗介護と空間条件に関する実験的研究
- 入浴介護動作のモデル化による作業負担と姿勢に関する実験的研究
- 重症心身障害成人における車椅子利用方法の類型化
- 施設高齢者における生活環境の認知的評価と主観的QOLとの関係
- 膝前十字靭帯不全患者の歩行時膝関節モーメントと関節角度に関する研究
- ピンチ力測定における指間距離の影響について-施設入所高齢者と若年者を比較して-
- 膝前十字靱帯不全患者の歩行時膝関節モーメントに関する研究
- ピンチ力測定における指間距離の影響について
- サーモグラフィを用いた下腿の運動負荷と筋活動部位の皮膚温の研究