衝撃捩り試験(第 5 報) : 0.6, 0.8, 1.0 及び 1.3% C 鋼の高低温、静的及び衝撃捩り線図
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概要
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本報告は第4報の後半であつて、第4報は鉄及び低炭素鋼の静的並びに衝撃線図を報告した。これらの線図の中で特に注意すべき事は、低温衝撃線図が加工軟化型をとり又青熱脆性温度では最も加工硬化度の大なる線図をとる事である。而してこれらの線図の成因については加工の温度効果を以て説明したのである。第5報は標題の如き高炭素鋼の線図を報告し尚第4報の実驗結果を合して、鋼の鍛錬温度について述べてある。尚又鋼の冷脆性及び青熱脆性について解説してある。この原因は主として全捩り角の減少する事に依るのであるから、砂谷博士の破損の法則を應用して各温度の線図について、降伏点より破壊点までの剪断強度と分離抗張力の変化を明にし、脆性の原因について詳論した。従耒これ等諸脆性に就ての研究は多々あるけれ共脆性点の衝撃線図を求めて破損の法則を用ひたる觧説は無いのであるから本報告はこの点について明にしたものである。
- 1936-02-01
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