日本産淡水魚類に寄生するCoitocaecum, DimerosaccusおよびOpecoelus属(Opecoelidae : Opecoelinae)の吸虫について
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概要
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日本産淡水魚類に寄生している3種の吸虫を記載した.すなわち,Coitocaecum plagiorchis OZAKI, 1926, Dimerosaccus oncorhynchi (EGUCHI, 1931) SHIMAZU, 1980および新種のOpecoelus ukigori (Opecoelidae : Opecoelinae)である.関連する科,亜科および属の標徴を記述した.新種O. ukigoriは北海道南部の淡水型と中流型のウキゴリから見出した.本種はO. mutu YAMAGUCHI, 1940およびO. variabilis CRIBB, 1985に近似するが,体の大きさや腹吸盤の指状突起の長さ,精巣の位置,外部貯精嚢の長さ,卵の大きさによって区別される.本種は淡水種の可能性がある.
- 1988-06-25
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