国土庁が愛媛県および大分県下で採集したワレカラ類の3新種
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
国土庁の計画により南西区水産研究所の永田樹三博士が,海藻に付着しているワレカラを多数採集した。その内の3新種について記載する。1.エラナガワレカラは長い糸状の鰓をもち,第2咬脚の第2,3節はその先端が突出する。愛媛県三崎町から1967年に採集された。2.エラワレカラは愛媛県三崎町で1976年に採れた。その手は成長すると周囲に毛が生え,鰓は円形になりその周囲に毛が生える。3.マルガタワレカラは大分県国見町地先で1976年に採れた。水柱は大顎ひげがない。第3,4胸脚はそれぞれ3節からできている。腹脚は雄では1節からできている小さい脚と葉状腹脚部それぞれ1対ずつあるが,雌にはこれらの腹脚はない。
- 1978-06-26
著者
関連論文
- 小泊,福井県の流れ藻から取れたワレカラ類
- 国土庁が愛媛県および大分県下で採集したワレカラ類の3新種
- 福島県豊間で採れたワレカラの一新種Caprellla (R.) dissona
- 和歌山県串本産のワレカラ類
- Caprellidae(われから科)の成長にともなう体形の変化 : Caprella equilibra SAYの場合
- 海鷹丸による第4次南極洋調査(1967)にて採集されたワレカラ類(端脚類)