BaTiO_3-BaB_2O_4系状態図とその熔融物からのBaTiO_3結晶の育成
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概要
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X線解析, 偏光顕微鏡による観察および示差熱分析により, BaTiO3-BaB2O4系平衡状態図を定めた. これによるとこの系の相図は単純共晶型であることが明らかになり, BaTiO3単結晶がBaB2O4をフラックスとして育成されうることがわかった. 具体的には45モル%BaTiO3の混合物を1150℃から950℃まで1-5℃/hrの速度で徐冷し, 数ミリの結晶を得ることが出来たが, 種結晶回転法がさらに適切であった. 得られた結晶は, 昇温過程で132.5°, 降温過程では130.3℃のキュリー点をもつことが示された.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1969-11-01
著者
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