プログラム荷重に対する鋼の疲労寿命予測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
It is important to predict the fatigue lives and endurance limits of metals under service loads, i. e., complex stress histories. Although the modified Miner's law has been applied sometimes to predict the fatigue lives of metals under service loads in general, it is not adequate to do so accurately and can not predict the endurance limits under service loads. In the present study, a new prediction method for fatigue lives and endurance limits of metals under service loads was developed. The fatigue damge F_<N'> produced in the N'-th cycle of stress σ can be expressed as follows : F_<N'> Aσ^α・exp(-mσ^pN'), where Aσ^α is the basic fatigue damage and exp(-mσ^pN') represents the change of fatigue damage due to strain aging and other factors, α, A, m and p being material constants. Then the fatigue lives of metals N under service loads can be predicted by solving the equation :∫_0^N F_<N'>dN' = 1, applying the material constants which can be obtained from the data of S-N curve. The fatigue lives of 0.11%C rimmed steel under programmed loading which included stresses lower than the fatigue endurance limit, were predicted by applying the new prediction methods. The material constants α, A, m and p were studied and the method of calculating α and A obtained from the test results through S-N curves was proposed. It was found that the predicted fatigue lives are in good agreement with the tested lives, when the adequate values of m and p are applied.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1978-09-15
著者
関連論文
- 日本材料学会疲労試験方法規約および同規格解説について : 規格作成のいきさつ
- 金属材料の高温疲労強度に関する研究
- 耐久限度に及ぼす時効の影響 : 疲労部門委員会研究「耐久限度周辺に関する研究」サブグループI研究報告
- 不規則振動疲労研究会報告
- 疲れ強さ研究会報告
- 材料力学研究会
- 中炭素鋼の平滑材塑性疲労における表面き裂の伝ぱ解析に基づく寿命則の検討
- 128 アルミキルド鋼半円切欠き材に対する耐久限度近傍の疲労寿命分布と微視き裂の進展挙動(続報)
- 弾塑性状態における2段多重変動荷重下でのき裂成長挙動
- 不均質層を有する金属材料の曲げ応力-びずみ関係に及ぼす初期残留応力の影響
- 不均質層を有する金属材料の曲げ疲労寿命推定法に関する研究 : 層状不均質性と残留応力の効果に注目して
- 銅およびα-黄銅矛加工材の低サイクル疲労強度
- ひずみ振幅変動に伴って生ずる繰返し応力-ひずみ挙動と疲労寿命
- 銅およびα-黄銅の繰返し変形に伴う加工硬化挙動および疲労強度に対する結晶粒度依存性
- 106 Si- キルド鋼の二段多重プログラム荷重に対する疲労寿命
- Al-キルド鋼の二段多重プログラム荷重に対する疲労寿命(信頼性工学小特集)
- 130 低炭素鋼の二段多重プログラム荷重に対する疲労寿命
- 水中放電成形に関する基礎的研究 : 放電ガス体の運動と第二次圧力波について, 第2報
- 水中放電成形に関する基礎的研究 : 放電ガス体の運動と第二次圧力波について, 第1報
- ジルコニア耐火物の強度特性に及ぼす気孔率の影響
- 平滑材塑性疲労における表面き裂の発生および成長挙動
- 常圧焼結窒素ケイ素の静的および繰返し疲労強度(信頼性工学小特集)
- 鋼の耐久限度近傍における疲労寿命に及ぼす結晶粒径効果の統計的検討(信頼性工学小特集)
- 132 セラミック材料の平面曲げ疲労試験について(疲労強度,セラミックス)
- 129 過大過小応力下における疲労損傷と寿命推定法の検討(疲労寿命)
- 128 鋼の耐久限度近傍における疲労寿命分布の結晶粒径依存性について(疲労寿命)
- 軟鋼の低サイクル疲労強度に及ぼす結晶粒寸法の影響
- 銅と低炭素鋼における微小疲労き裂の成長特性
- 133 非晶質セレンの衝撃圧縮(疲労強度,セラミックス)
- 銅の繰返し変形の結晶塑性的解析
- 128 層状不均質金属材料の曲げにおける繰返し変形と疲労寿命
- 312 マンガニンゲージの試作とそれによる固体中衝撃超高圧の計測
- 311 固体中超高圧衝撃波頭の熱電対による検出
- 二段式軽ガス銃の試作とその性能解析
- Al-2. 4% Mg 合金予加工工材の疲労強度
- 信頼性工学小特集の刊行に際して(信頼性工学小特集)
- 金属材料の低サイクル疲労寿命を支配する一塑性ひずみ因子について
- 高速成形のスプリングバックに関する実験的研究
- 金属材料の低リサイクル疲労寿命を支配する一塑性ひずみ因子について
- 高速成形のスプリングバックに関する実験的研究
- 過小応力を含むプログラム荷重下における低炭素鋼の疲労寿命
- 1-1 過小応力をふくむプログラム荷重下における低炭素鋼の疲労寿命
- 126 調質鋼切欠き試験片における耐久限度近傍の疲労寿命の分布について
- 金属材料の繰返変動應力に対する強さ
- 金属材料の繰返変動應力に対する強さ : 材料、材料力学、弾性学
- 107 鋼およびα-黄銅の低サイクル疲労試験における微視き裂の観察
- 微視組織的立場からみた疲労き裂の発生(その2)
- 微視組織的立場からみた疲労き裂の発生(その1)
- 1-21 Al-2.4%Mg 合金予加工材の疲労強度
- Al-2.4%Mg合金溶体化処理材の疲労強度に及ぼす結晶粒度の影響
- 銅の疲れ強さに対する波形および速度効果に関する結晶塑性的研究
- 1-25 K 値による軟鋼の重畳応力下における疲労き裂伝ぱに関する研究
- 銅の重畳応力下の疲労き裂伝ぱに関する研究
- 衝撃高圧下におけるいおうの電気伝導に関する研究
- 焼入れにおける残留応力と変形の解析
- 313 焼入れにおける残留応力と変形の解析
- 108 二段多重プログラム荷重に対する低炭素鋼の疲労寿命
- 高速弾丸の水中への突入により発生する衝撃液圧を用いた高速塑性加工
- 稼動中のオイルシールリップ先端の温度について
- オイルシールの特性値の温度依存性について
- 金属材料の繰返し二次変動応力に対する強さ
- 繰返變動應力に對する金屬材料の強さ
- 回転曲げおよび繰返しねじりによる炭素鋼平滑材の疲労寿命におよぼす過少応力の影響に関する研究 : 主としてき裂進展挙動について
- 金属材料の繰返二次変動応力に対する強さ
- 繰返變動應力に對する金属材料の強さ
- 113 アルミキルド鋼半円切欠き材に対する耐久限度近傍の疲労寿命分布と微視き裂の進展挙動
- 鋼の切欠き材に対する耐久限度近傍の疲労寿命分布とその統計的推定(信頼性工学小特集)
- プログラム荷重に対する鋼の疲労寿命予測
- 1-29 銅および S15C 低炭素鋼の繰返し応力による表面性状の変化と疲労損傷について
- 炭素鋼の長寿命プログラム疲労に対する寿命の推定
- 疲労過程を考慮した場合の実働荷重疲労強度の推定
- 機械設計と学校教育
- 疲労過程を考慮した場合の実働荷重疲労強度の推定
- (1-10) 銅およびα-黄銅の疲労強度に対する結晶粒度依存性
- 電子顕微鏡による金属の疲労破面の観察
- 実働荷重下の金属の疲れ強さ : 実働応力波形による疲れ試験
- 疲れ被害法則の展望
- 実働荷重下の金属の疲れ強さ : 実働応力波形による疲れ試験
- 実働荷重下のAl合金の疲労破面の電子顕微鏡による観察
- 実働荷重下の金属の疲れ強さ : 電磁式実働荷重疲れ試験機の試作
- 実働荷重下の金属の疲れ強さ : 電磁式実働荷重疲れ試験機の試作
- 実働荷重下の金属の疲労強度 : 平均応力が正弦波状および階段状に変化する場合
- 企業と大学を遍歴して
- 最近の進歩を考慮した機械・構造物の強度設計に関する研究分科会報告