Relationship Between Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage and Climatic Conditions in the Subtropical Region, Amami-Oshima, in Japan
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
亜熱帯に属する奄美大島において1986年から1996年の間に脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血と診断された210例を対象にクモ膜下出血発症と亜熱帯の気象変化に対する影響を検討した. 患者の平均年齢は64.3歳. 年間平均発生率は5.5人/10万人(男性:10.4, 女性:20.6). 70歳以上の女性患者発生率は男性の3.1倍であった. 発生率と季節変動の変化に有意な相関は得られなかった. また月別発生率と気温, 気圧や湿度と関係も有意な相関はなかった. しかし発生率は高齢者と女性において冬と春に高い傾向があり, 特に65歳以上の高齢の女性は若年者に比べ気象条件の変化により強く影響を受けていると考えられた.
- 1999-08-15
著者
-
大吉 達樹
鹿児島大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経病態制御外科学
-
Kuratsu Jun-ichi
鹿児島大学医学部脳神経外科
-
Nakayama Masaki
鹿児島大学医学部脳神経外科
-
大吉 達樹
鹿児島大学医学部脳神経外科
関連論文
- Gliomatosis cerebri における ^C-Methionine PET の有用性
- パーキンソン病治療時の脳内 Levodopa 濃度 : モデル動物における検討
- 運動機能に対するセロトニン神経の作用 : 側坐核におけるセロトニン神経とドパミン神経の interaction について
- セロトニン神経(5-HT_受容体)作用薬によるパーキンソン病の治療 : 基礎的検討と症例における検討
- 頭蓋縫合早期癒合症の治療における 3D-CT を用いた術前, 術後画像評価の有用性と問題点
- Relationship Between Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage and Climatic Conditions in the Subtropical Region, Amami-Oshima, in Japan