Growth and Immunogenicity of Human Glioma in Severe Combined Immunodeficiency-human Mice
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概要
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B細胞、T細胞両機能を欠いたSCIDマウスはADCC活性が認められないためヌードマウスに比べより高率の異種細胞可移植性が期待されている。ヒト神経膠腫細胞株U-251MG、KNS-42、SF-188、A-172、T98GをSCIDマウス皮下に移植した。U-251MGとKNS-42では皮下腫瘤を形成したが、他の細胞株では生着しなかった。腫瘍生着SCIDマウスにヒト末梢血リンパ球を移植することにより神経膠腫と免疫系との関係を検討した。皮下腫瘍内に移植リンバ球が浸潤し、リンパ球表面マーカーからヒトB・T・NK細胞の浸潤が確認された。SCIDマウスはヒト神経膠腫の移植モデルとして、さらには脳腫瘍免疫療法の評価モデルとして有用と考えられた。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1996-05-15
著者
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