Production and Characterization of a Monoclonal Antibody against Medulloblastoma-derived Cell Line
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概要
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髄芽腫細胞株MED-3の腹腔内投与によりBALB-cマウスを免疫し、ポリエチレングリコール法を用いてモノクローナル抗体MlCを作製しその認識抗原を解析した。MlCのサブクラスはIgMで精製抗体のグロブリン濃度は0.25mg/dlであった。その認識抗原は25,000ダルトンの蛋白と推定され、MED-3細胞での抗原発現は主に細胞質に、一部膜上にみられた。腫瘍組織での抗原発現は悪性グリオーマと髄芽腫に特異的であった。正常組織では成人末梢血リンパ球と交叉反応がみられた。MED-3細胞を分化誘導すると抗原発現は減少し、細胞周期ではG2/M期でG0/G1期より多く発現がみられた。MlCの認識抗原は分化増殖関連抗原であることが示唆された。
- 1996-05-15
著者
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