Combined Cisternal Drainage and Intrathecal Urokinase Injection Therapy for Prevention of Vasospasm in Patients with Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage
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概要
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クモ膜下出血後の症候性脳血管攣縮(SVS)の予防手段としての脳槽ドレナージおよびウロキナーゼ(UK)脳槽内注入の効果を検討した。脳槽ドレナージ留置により、SVSの発生は有意に減少し、UK注入併用によりさらにその効果が確実となった。UK注入後、十分な髄液排出を行うことがspasmogenの除去のために重要と考えられた。脳槽ドレナージの欠点として、水頭症発生率の増加が挙げられるが、UK注入による早期の血腫融解〜排除がその対策として有望と思われた。UK注入例でもSVSの発生は皆無ではなく、治療成績のさらなる改善のため、UK注入量、注入間隔などの検討が必要と考えられる。
- 1995-10-15
著者
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守山 英二
香川県立中央病院脳神経外科
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Meguro Toshinari
香川県立中央病院脳神経外科
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Sakurai Masaru
香川県立中央病院脳神経外科
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Gohda Yuji
香川県立中央病院脳神経外科
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Matsumoto Yuzo
香川県立中央病院脳神経外科
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KAWADA Sanami
香川県立中央病院脳神経外科
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MANDAI Shinya
香川県立中央病院脳神経外科
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