Juvenile Parkinsonism Treated with Bilateral Pallidotomies : Case Report
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概要
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若年性パーキンソニズム(JP)の1例に対し、両側の後腹側淡蒼球凝固術(PVP)を施行し有効であったので報告する。JPは、単一な病態ではないが、振戦は軽度のことが多く、L-dopaに良く反応し、wearing-offが出現しやすく、薬剤誘発性dyskinesia が四肢に出現しやすい、などの特徴を有する。PVPは、パーキンソン病の三徴のみならず薬剤誘発性dyskinesiaにも有効であるが、重度のwearing-offがある場合に一側のPVPを施行しても効果が乏しいことを、我々は経験している。今回の症例では一側のPVP後6か月でwearing-offに対する効果が消失したが、対側のPVPの追加により11か月後の現在も効果が持続している。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1995-09-15
著者
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阿武 雄一
鳥取大学脳神経外科
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Shima Fumio
鳥取大学脳神経外科
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Kondo Shinji
鳥取大学脳神経外科
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HIRAO Jun
鳥取大学脳神経外科
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OKAMOTO Hisayo
鳥取大学脳神経外科
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WATANABE Takashi
鳥取大学脳神経外科
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HORI Tomokatsu
鳥取大学脳神経外科
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NAKASHIMA Kenji
鳥取大学脳神経外科
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