Simultaneous Bilateral Hypertensive Intracerebral Hemorrhages : Two Case Reports

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概要

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高血圧性脳出血が両側同時に発生することは稀であると考えられている。高血圧性両側被殻出血の65歳男性例と高血圧性両側視床出血の80歳女性例を経験したので報告する。共に発症後数時間以内にCTで確認され、保存的加療が行われた。前者は4日後に死亡し剖検が行われた。後者は寝たきりの状態になった。この2症例を含め過去の報告例の検討では、血腫が必ずしも大きくなくても、大半は意識障害、四肢麻痺、球麻痺などにより予後は不良であった。手術適応は、一側の血腫が小さく、対側の血腫除去により比較的良好な機能的予後が期待される場合に限られると思われた。また、両側同時脳出血の発生機序についても考察を行った。
日本脳神経外科学会の論文
1995-08-15

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