Diagnosis of Brainstem Abscess in the Cerebritis Stage by Magnetic Resonance Imaging : Case Report
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概要
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MRIにて超急性期に診断し得た脳幹部脳腫瘍の一例。高熱、複視、左片麻痺を訴えた52歳の男性が入院。CTでは右視床から橋にかけて造影剤にて増強効果の無い均一な低吸収域を示したが、 同時に施行したMRIのT1強調像で同部において壊死(中心部)と浮腫(周辺部)が明瞭に区別され、両者の境界がGd-DTPAにてリング状に増強された。このMRI所見と臨床経過から脳腫瘍と診断し直ちに化学療法を行い、主に保存的治療で症状は軽快した。 また、経時的なMRI所見でも病変の縮小が認められた。以上より、MRIは脳炎早期における脳腫瘍の診断に最も有効であると考えられた。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1995-07-15
著者
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安達 淳一
埼玉県立がんセンター脳神経外科
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UKI Jiro
埼玉県立がんセンター脳神経外科
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KAZUMOTO Kiyoshi
埼玉県立がんセンター脳神経外科
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TAKEDA Fumikazu
埼玉県立がんセンター脳神経外科
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