Clinical and Neuroimaging Features of Chiari Type I Malformations With and Without Associated Syringomyelia
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概要
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キアリ奇形に伴う脊髄空洞と発生機序の解明を目的に、成人キアリ奇形例を空洞の伴う例(A群:17例)と伴わない例(B群:5例)に分類し、種々の神経放射線学的所見、神経所見およびQ testの結果を比較検討した。B群はA群に比し、鋭角なcilvo-axial angle, 強度な小脳扁桃下垂、basilar inpressionの合併、等の大孔部で脳幹が強く圧迫される様な種々の要素を多く含み、神経学的にも延髄レベルの脳幹症状が著名であった。Q testでは両群とも前屈位でのブロックが認められた。以上より、キアリ奇形による髄液通過障害がありながら空洞発生のないものは大孔部における脳幹の強度な圧迫により空洞の発生が妨げられていると考えられた。
- 1998-09-15
著者
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山崎 義矩
北里大学脳神経外科
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山崎 義矩
北里大学 医学部 脳神経外科学 教室
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TACHIBANA Shigekuni
北里大学脳神経外科
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TAKANO Makoto
北里大学脳神経外科
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FUJII Kiyotaka
北里大学脳神経外科
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