子宮頚癌治療上の問題点 : 外科治療上の問題点
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概要
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子宮頚癌の外科的療法が頚癌治療法として最善の方法とは云えないが,我が国の現状は,進行期分類の第2期までは手術療法が主流である.この手術療法に関しては多くの先輩の努力により,術中におこる各種のアクシデントは殆ど姿を消し,又術後に発生する合併症,後遺症も著しく低下・軽減して来たが,なお幾つかの未解決の問題点を残している. 広汎性手術に伴う問題点としては,1) 頚癌治療の根治性に関係する適応と手技,2) 術後の予後並びに社会復帰に大きく関与する術中の手技や術後の合併症・後遺症,例えば,尿路障害,感染,下肢・外陰の浮腫,便秘,リンパ嚢腫や性交障害などがあるが,術後の予後に最も大きく影響する尿路障害についてその問題点を述べる.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1975-08-01
著者
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