人乳中のシアル酸 (Sialic acid) について
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概要
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私らはかねてよりわが領域なにける多糖類, ことにムコ蛋白の病態生理について研究しているが, ムコ蛋白の構成因子としてシアル酸が最近注目されてきた. シアル酸は血液, ムチン, 乳汁などのムコ蛋白に多く含まれ, 又大脳皮質ではセのMucolipidの構成因子として存在し, 白質中の数倍多く含まれている. 一方シアル酸とビールスとの関係は, すべてのビールスによる赤血球凝集が, シアル酸を含むムコ蛋白によって阻止され, この凝集に必要な特殊の受容体にもシアル酸が含まれている. このように母体免疫, ひいては母乳栄養, 人工栄養の優劣などにシアル酸が重要な関連性をもつと考えられる. 最近乳児栄養における母乳の重要性が再認識され, 調製粉乳の母乳化に努められている. 他方では大乳の組成に関する研究が相ついで行われるようになって来た. 私らはこの点について大乳とくに初乳のシアル酸の問題について興味をもち, 各種実験を行っているので, こゝにその成績の一部を報告する.
- 1964-07-01
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