産婦人科領域に於ける尿中エストロゲン : 第1報 螢光測定法に関する研究
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概要
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尿中Estrogenの螢光測定法について諸家の報告を検討し, 従来当教室で行なっていた方法に若干の改良を加えた. 特にメタノールベンゼンで試料を溶出する際に大口径試験管を用いて, その乾固蒸発に要する時間を短縮することに成功し, しかも, Estrogen収量には損失を認めなかった. 従来, 雑螢光の補正には, H_2O_2, KNO_3等の酸化剤が用いられているが, いずれもEstrogen螢光のみを特異的に消去出来ず, また尿中のEstrogen量が多ければE螢光も充分に消去し得ないことがわかった。この点については,今後も検討を続けて行きたい。
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1964-07-01
著者
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