腟トリコモナス症に関する臨床的研究
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概要
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Trichomonas vaginalisの感染成立機序を解明する目的でサル腟内へ Trichomonas vaginalisの接種実験を行ない, Trichomonas vaginalisの感染成立に, estrogenに影響される腟上皮中のglycogenが重大な意義を持っていることを実証した. さらにこの関係をヒト腟内において検討考察したところ子宮頚癌術後および閉経婦人など卵巣機能の活動していないと思われる婦人でも腟内容中に相当量のglycogenを認め, Trichomonas Vaginalis惑染が成立した. 更年期以後の婦人では一般にトリコモナス腟炎は少ないと言われているが, 腟上皮中にglycogenが存在するかぎり Trichomonas vaginalis感染の成立する可能性は十分である.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1968-03-01
著者
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