量子物性の物理I : ナノ世界への軌跡(<シリーズ>日本の物理学100年とこれから)
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概要
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物質の性質は量子力学に従う微視的構造によって決定づけられている.20世紀を通して, 物理学は微視的構造を直接的に捉える手法を発達させ, それによる知見を基にこのことを実感し, 物質を微視的レベルで理解し操作できるようになった.わが国における微視的な観点に立つ物質物理学の研究は20世紀後半に力を伸ばし, 近年に至り量子物性の研究において世界の第一線に立つようになっている.新物質の開発, ナノレベルの構造の観測と操作に関する研究を中心に今日に至る軌跡の幾筋かについて述べ, 今後に期待されるものにも触れる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2005-07-05
著者
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