クォークは6種類だけだろうか
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概要
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クォークは現在までに5種類知られている. 電荷2/3のu型クォークと-1/3のd型クォークが対を組むことから, 6番目のトップ・クォークの存在は確実で, トリスタン等で懸命に探索されている. それではトップ・クォークの次の第4世代のクォークは存在するのだろうか. 最近の重要な発見, 巨大なB^0-B^^-^0混合の発見, CPの破れのパラメーターε'/εの超精密測定, Bメソンの新しい崩壊モードの発見等と標準理論との比較, またニュートリノの種類を数える実験等を通して, クォークの世代数を考えてみる.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1988-05-05