太陽の対流層で何がおこっているか
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概要
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太陽の対流層のことなら手にとるようにわかる, といいたいところであるが, 実は7不思議に包まれているのが現状である. 対流層の上層と下層では密度が10^6もちがう. イオンの熱運動に伴う分子粘性係数や磁気拡散係数は0と考えてよい. そういった状況でおこる熱対流は一体どういう振舞をするのであろうか. 室内実験のシミュレーションもきかないし, コンピューターシミュレーションも完全には行えない. 乱流による渦拡散の近似を中心に, 太陽物理屋の苦闘の物語を一席お話する. 流体力学屋との交流の糸口となれば幸いである.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1983-06-05
著者
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