SORによる分子の動的過程の分光学的研究
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概要
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磁場中で高速円運動をしている電子からの発光, すなわちシンクロトロン放射 (我が国ではシンクロトロン軌道放射 [synchrotron orbit radiation] の頭文字をとってSORと略称, この文でも以後この略称を用いることにする) は, 物性研究用のXUV (極紫外) 領域の連続光源として, 世界各国で広く活用され, 現在では分光学的研究のみならず, X線回折, X線散乱, 放射線化学, 放射線生物学, 放射線医学, X線リソグラフィー等にまで利用されるようになり, 今やX線, XUV領域における光源として定着している. そしてそのような研究の為の光源としての電子加速器が各国で競って建設されるまでに至っている. 本文ではSORを用いての気体分光学の立場から, 分子の光励起, 光電離過程における緩和過程を含めての動的過程について, 現在何が問題となり, どのような研究がなされているかについて紹介したい.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1983-04-05
著者
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