ダイバリオン共鳴
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概要
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π中間子-核子散乱やK^-中間子-核子散乱には多数の共鳴が見出される. 核子-核子散乱にも共鳴があるのではないかという報告は10年以上も前から存在したが, 実験的にも理論的にも不確実なものとしてこれまで冷たく取扱われて来た. ところが1976年9月にアルゴンヌ国立研究所の横沢教授から筆者に電話があり, 陽子-陽子散乱で入射陽子と標的陽子のスピンを共に入射方向にそろえて断面積を測定したところ, 結果が既存の理論と全く違ってしまったこと, その上入射運動量〜1.5GeV/cに全く予想外の構造が見出されて弱っている(?)ことなどを告げられた. この実験を境にして風向きは変化しダイバリオン共鳴への関心が急に高まり始めた. そして現在・・・
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1979-03-05
著者
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