縮退した電子液体の多体相関効果 : 金属密度でのRPAの破綻と短距離相関
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概要
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多電子間の相関効果の研究は, 1950年代に高密度領域でのRPAの有効性が確立されて以来, 実在の金属密度領域で有効な理論が長い間未解決の課題とされて来た. 近年Singwiらによる理論の出現を契機に, 金属密度領域で重要な短距離相関効果の取扱いについての見通しが得られつつある. この解説ではこの分野の理論の最近の発展について紹介する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1978-07-05
著者
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