車の'ながれ'の物理
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概要
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最近の高速道路はしばしば渋滞を起こして, 信号が無いだけの低速道路に成り下がる. 車に閉じ込められた人は自分の意思とは別に, ゆっくりした流れに身を委せることを余儀なくされる. 車のながれは, その速さと引きかえに運転者の自由度がかなり失われて, 物理現象に近づいてくる. 人間の参加する現象に統計力学的方法を用いようとするPrigogineの野心的な試みと, 車の個性を塗りつぶして連続の流れとして考えようというLighthillとWhithamの試みを眺めてみよう. 後者の考え方は流体力学から借りた'流れ関数'を用いて数学的に取り扱い易い形に書けるので, いくつかの興味ある流れの例が示される.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1973-02-05
著者
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