星のふらつきをとらえる : 太陽系外惑星の探索
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1995年の太陽系外惑星(以下,系外惑星)の発見は,人類史上に燦然と輝く大発見であった.その後,現在までに約120個の系外惑星が発見され,驚くべき多様性に富む姿が明らかになってきた.我々日本のグループも2001年に系外惑星探索を始め,昨年,日本初の系外惑星の発見に成功した.これらの発見を支えているのは,恒星のわずか数ms^<-1>のふらつきをとらえる視線速度精密測定技術の目覚しい進歩である.最近,視線速度測定精度はついに1 ms^<-1>の壁を突破し,いよいよ地球型惑星の検出を視界にとらえ始めた.第2の地球に会える日は着実に近づいている.
- 一般社団法人日本物理学会の論文
- 2004-11-05
著者
関連論文
- 星のふらつきをとらえる : 太陽系外惑星の探索
- 宇宙の光を探る : 大型光学赤外線望遠鏡「すばる」に取り入れられる技術
- すばる望遠鏡の本観測開始
- すばる望遠鏡について
- 金属欠乏星にみる元素合成と宇宙,銀河の進化 - 最新の話題とすばる/HDSへの期待
- B型脈動星の分光観測と太陽型星の星震学の試み
- 《公開! ウチの研究室(17)》防衛大学校地球科学科
- 岡山プラネットサーチプロジェクト : 巨星の惑星探し
- すばる星だより(1)すばる望遠鏡の初期成果
- すばる共同利用観測開始時代を振り返って
- 星のふらつきをとらえる : 太陽系外惑星の探索