I. 三角格子反強磁性体とモデル物質 (<話題特集>三角格子反強磁性体の相転移と秩序相)
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概要
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三角格子上のスピンが互いに反強磁性的に相互作用するとき, どのような相転移が起るか. この問に答えようと理論的, 実験的研究が盛んに行われ, 三角格子反強磁性体あるいはそれを三次元的に組み上げた六方晶体や菱晶体 (Anti-Ferromagnets on Triangular Lattice, AFT と総称する) のようにフラストレーションを持つ系の相転移の特異さが明らかになりつつある. この解説ではモデル物質を使った研究を中心にその歴史的流れと現状を概観することにより, 各論を扱う話題への導入とする.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1986-12-05
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