核研R=160cm FM/FFサイクロトロンの歴史
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概要
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1992年4月,日本で初めての全国共同利用施設加速器として建設された東大原子核研究所のFM/FFサイクロトロンが撤去された.戦後日本の実験核物理研究を世界の第一線に引き上げるのに大きな貢献をしたこのサイクロトロンの役割を考え,原子核研究所ではその記念事業として1992年10月に記念講演会を開催し,それをもとに「INS 160cm FM/FFサイクロトロンの記録」なる報告書を刊行した.ここではこの報告書の内容をもとに,このサイクロトロンの業績を紹介する.なお,サイクロトロン磁石本体は高エネルギー研究所に移され,大口径スペクトロメーターとして使用される予定.サイクロトロン室は改造され,新しい短寿命核ビーム分離・加速実験装置が設置される.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1994-03-05
著者
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