350.運動と免疫機能に関する研究第4報 : 運動習慣を有する中高齢者の免疫能 : 神経,感覚,体液,内分泌

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概要

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我々は、中高年者における運動習慣が身体の免疫機能に及ぼす影響について検討した。その結果、末梢血リンパ球幼若化反応性、免疫グロブリン産生能、リンパ球サブセット(Tce11系)、IL-1、IL-2産生能、抗核抗体価、同種赤血球凝集価は、運動群の方が非運動群よりも高値であり、更にそのほとんどが若者に近い値を示した。逆に血清免疫グロブリン値(Ig-G)は、運動群の方が非運動群よりも低値であったが、これもまた若年者に近い値であった。以上の研究結果から考えると、中高齢者における運動習慣は、加齢に伴う免疫機構のみだれを是正する可能性があるものと思われる。
日本体力医学会の論文
1990-12-01

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