41.加齢・臥床が骨塩量に及ぼす影響 : 外科,整形外科,リハビリテーション,運動療法

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概要

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Peak Bone Massを基準にすると老年期には50〜70%のBMDとなる。これは加齢に伴い骨吸収と骨形成のバランスが崩れたため骨量の減少が起こったものと考えられる。また、カルシュウムバランスが負に傾きカルシュウム摂取量よりも排泄量が大になること、カルシュウム欠乏が骨吸収を亢進させること、副甲状腺ホルモンに対する感受性が亢進する傾向になることなど加齢に伴う要因も考えることができる。さらに臥床群にみられるように骨に対する荷重の減少、筋活動低下に伴う骨髄への血液供給の減少が破骨細胞の骨吸収能を高め骨量減少をきたす結果となった。このように骨に対する機械的刺激が骨吸収や骨形成を促し骨改変をきたすには、骨基質に発生する電気的エネルギーが少なからず影響している。さらに骨への血液供給も骨代謝において重要であると推察できる。
日本体力医学会の論文
1990-12-01

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