月経パターンと月経時の不快症状及び対処行動との関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
月経パターンと本人の自覚、月経前と月経中の不快症状との関係と比較、さらに日常生活との関係や対処方法を明らかにするために、調査に同意したY医科大学学生50名を対象に質問紙と基礎体温の測定により2002年6月に調査を行った。得られたデータはSPSSを用いてt検定と相関関係の分析を行った。調査票の回収率は96%、基礎体温表の回収率は86%で、対象の平均年齢は20.6歳(±2.6)であった。「黄体機能不全」と「無排卵周期」がそれぞれ33%で他の研究に比較し多かった。これは調査が実習中であったことが一因であると考えられる。前者では月経周期は順調、後者では不順と感じていた。月経前後の不快症状は関連のあるものが多かったが、腹痛、腰痛、下痢は月経中の方が有意に強かった。月経前の頭痛と乳房の不快は起床時間と関係があった。不快症状への対処方法は横になって休むことと鎮痛剤の服用が多かった。
- 2005-03-01
著者
関連論文
- O-199 母性・助産学教師の母乳育児に関する考えと教育内容(Group32 助産師教育,一般口演,第50回日本母性衛生学会総会)
- O-110 妊娠前・中の喫煙行動や知識と新生児の体重との関係(Group20 妊娠V,一般口演)
- 253 産褥早期のマタニティブルーズの出現と産後うつ病の発症との関連(Group41 産褥4,一般演題ポスター,第48回日本母性衛生学会総会)
- 月経パターンと月経時の不快症状及び対処行動との関係
- 058 産後疼痛と褥婦の受け止めに関する検討(Group9 産褥1,一般演題ポスター,第48回日本母性衛生学会総会)
- 大学生における性知識・性モラルと性行動との関係
- O-156 初産褥婦の入院中と産後1ヶ月のQOLに関する研究(Group28 産褥V,一般口演)
- O-192 母性・助産学教育における母乳育児に関する行動目標(Group37 教育3,一般口演,第51回日本母性衛生学会総会)
- 産後入院中と産後1ヶ月の褥婦のQOLに関する研究
- O-118 外国出身女性の月経随伴症状と対処行動(Group20 性周期・月経,一般口演,第50回日本母性衛生学会総会)
- 013 妊娠期女性における身体感覚と健康の捉え方について(Group2 妊娠2,一般演題ポスター,第48回日本母性衛生学会総会)
- 234 月経パターンと月経不快症状及び日常生活との関連(性周期、月経1)(第45回日本母性衛生学会総会学術集会)
- 254 産後うつ病の発症と関連要因(Group41 産褥4,一般演題ポスター,第48回日本母性衛生学会総会)
- DV(ドメスティック・バイオレンス)の被害と回復過程への支援 : -第1報:被害の実態と支援の現状と課題-
- 山形県における不妊女性の検査・治療中の現状
- 085 自宅安静の切迫早産妊婦に対する指導の実際(妊娠、分娩、産褥17)(第45回日本母性衛生学会総会学術集会)
- A県におけるDV(ドメスティック・バイオレンス)現状の明確化--背景にある家族関係に焦点を当てて
- 158 出産後の夫によるソーシャルサポートの種類と満足度 : 退院後1週目と1ヶ月半頃における初経産別の比較(育児1)(第45回日本母性衛生学会総会学術集会)
- O2-039 看護大学生におけるジェンダー・アイデンティティ、性差観、性役割観、対児感情の関連 : 母性看護学受講前(学生教育II,一般口演,第52回日本母性衛生学会総会)