幼児の「ジャンケン」行動の生起におよぼす代理強化と直接強化の効果
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概要
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「ジャンケン」は乱率部分強化の特性をもっている。本研究の目的は,そのことが幼児の「ジャンケン」行動の生起を促し,「ジャンケン」模倣を生じ易くさせ,その後のrジャンケン」行動もを維持させることを検証することである。また,代理強化の効果は直接強化によって影響されることを検証する。モデリング刺激としては,6つのビスケットを「ジャンケン」して勝った方が食べるという内容の映画が使われた。交互条件では,女のおとなと子どもが「ジャンケン」の結果,3つずつビスケットを食べる。子ども勝利条件では子どもが全部食べる。映画は群別,性別にまとめてみせる。実験は,映画-自発的遂行測定-(1-2日後)映画-自発的遂行測定-(10日過ぎに)-自発的遂行測定の順で行なった。自発的遂行測定では,被験児(5才6か月〜6才6か月)は2人1組にされ,まず1つの玩具で遊ぶ。その後,お礼として出された「ビスケット」を食べる。被験児の行動は観察室から観察される。
- 1973-06-30
著者
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